ベトナム、新たな成長エンジン点火。「ヴァンドン統合型カジノコンプレックス」計画承認。

ベトナム政府は、ヴァンドン特別行政区におけるサングループの総額20億米ドル規模の「ヴァンドン統合型カジノ・観光コンプレックス」の投資計画を承認しました。
敷地面積は244ヘクタールを超える大規模プロジェクトで、ベトナム経済の新たな成長エンジンになると期待されています。

◆複合施設の主な内容

この一大プロジェクトは、豪華カジノを中心に以下を含む総合型エンターテインメント施設として開発されていきます。

・高級ホテル・リゾート
・コンドテルや商業エリア(ショップハウス)
・コンベンション&展示センター
・スポーツスタジアムや娯楽施設
・医療・健康サービスセンター
・国際的なショッピングおよび文化ショー

注目点は、ベトナム市民が初めて厳格な規制のもとでカジノに入場できるようになることにあります。
この政策転換により、国内市場の拡大とともに国際観光客の誘致が見込まれています。

投資計画と経済効果

・完成までに約9年を要し、最大70年間の運営が見込まれている。
・完成後は建設業、観光業、ホテル業、サービス業などで数千人規模の雇用を創出。
・観光収入やカジノ収益の拡大、外国投資の促進、北部ベトナムにおけるクアンニンの経済・観光ハブとしての地位強化が期待されている。
・マカオやラスベガスと並ぶ世界的な観光・娯楽拠点としてベトナムの存在感を高めることを目指す。

サングループ社はこれまでにも、ベトナム国内で様々な実績を上げています。
例えば、以下のようなものが上げられます。

・ベトナム初の民間資金によるヴァンドン国際空港
・国内初のクルーズ船専用旅客ターミナルであるハロン国際クルーズ港
・ハロン~バンドン間・バンドン~モンカイ間の高速道路
・世界規模の観光施設 「サンワールド・ハロン」 や 「湯之花温泉クアンハン」

これらは、ベトナムの観光産業を世界水準へ押し上げる同社の潜在力を示していると言えます。

もし成功すれば、ヴァンドンは単なる沿岸都市にとどまらず、アジアの新たなエンターテインメントランドマークとして21世紀のベトナム経済を牽引する存在となるだろうと言われています。

タイはベトナムから、完全に水をあけられた形となりましたね。

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