タイ政府観光庁、映画ロケ誘致を強化!『Jurassic World: Rebirth』成功に続き『Alien: Earth』公開へ。

タイ国政府観光庁(TAT)のタパニー代表は、TATは映画産業の支援を継続しており、特に外国映画の撮影隊がタイで円滑かつ効率的に撮影できるよう、地方自治体、民間、政府各機関との調整・便宜提供(Ease of Filming)を重要な役割としてきたと自身の成果を主張しています。

その成果は『Jurassic World: Rebirth』の成功にも表れており、この作品ではタイ国内3県がロケ地として採用されました。

さらに、タイは海外の大型シリーズ『Alien: Earth』の撮影地にも選ばれました。
この作品は、2025年8月13日にDisney+ Hotstarで世界初配信予定で、過去30年以上で最も高額な制作費を投じた外国シリーズだと言われています。
総額28億バーツを投じ、約2年にわたりバンコク、パンガー、クラビー、ナコンパトム、スラータニー、プラチュアップキリカーン、サムットプラカーンの7県で撮影が行われました。
撮影期間中には、延べ1万6,000人以上のタイ人スタッフが雇用されました。

ターパニー氏は、観光スポーツ省、観光局、TATが共同で外国映画撮影隊へのキャッシュリベート(15〜30%)制度を推進し、世界規模の撮影隊の誘致を図っていると説明しています。
また、「Location Thailand」プロジェクトを立ち上げ、映画のロケ地となった観光地をPRし、世界中の旅行者の関心とインスピレーションを喚起しています。
これにより、撮影地周辺の経済活性化と、タイを持続可能な世界的映画ロケ地として確立することを目指しています。

また、TATはNetflixと協力し、『Midnight Asia: Eat Dance Dream』や『Hidden Gem』などを通じてタイの観光と文化を発信しているほか、韓国でのタイ映画・ドラマ上映にも取り組んでおり、『ทองเอก หมอยาท่าโฉลง(トンエーク 薬師ターチョーロン)』『カオサン・タンゴ』、映画『Friend Zone』『The Medium(ランソン/巫女)』『Bad Genius(天才詐欺師)』などを紹介してきました。

さらに「Location Thailand」プロジェクトでは、映画をきっかけに観光地を訪れるフィルム・インデュースド・ツーリズムを促進し、主要都市から地方や知名度の低いロケ地への観光客分散を図ることで、地域経済の活性化と中小事業者への新たな経済機会の創出を目指しています。

 

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