タイ東北部で6体目の恐竜の化石を発見!新種の可能性も? ユネスコ「世界ジオパーク」登録へ前進。

8月6日、タイ東北部コンケン県のプーウィアン国立公園で、第6体目となる恐竜の化石が新たに発見され、そのうちの一部が「新種」である可能性もあるとして注目を集めています。

発表したのは、タイ初の古生物学者であるドクター・ワラウット氏。

今回発見された化石は、以前この地域で見つかった「プーウィアンゴサウルス・シリントーンネ」と同じグループに属する可能性があるとされています。
現在までに見つかっている部位は、背骨の中間部、頸椎、肋骨、歯などで、前脚と後脚の骨はまだ発見されていません。
岩盤が非常に硬いため、慎重に作業が進められているとのことです。

この恐竜がどの分類群に属するかを明らかにするため、ブラキオサウルス系統との比較研究が進められており、もし構造上の違いが顕著であれば、新たな種として世界に登録される可能性もあるといいます。

コンケーン県は2022年に国際古生物学会議で、プーウィアン国立公園を「世界ジオパーク」登録に向けた提案を行っており、今回の化石発見もその動きを後押しすると見られています。
一方でユネスコによる世界ジオパークへの登録には、自然保護、教育、地域社会との連携といった複数の審査基準があり、容易ではないとも言われています。

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