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タイで急増中!「宿泊予約からブランド品」偽サイトの格安プロモにご注意!巧妙な手口で17,823件の被害。
- 2025/8/6
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タイ警察は最近、タイ国内で偽のFacebookページやSNSアカウントを使って宿泊施設やブランド品などを販売する詐欺が多発していると警告しています。
特に「格安プロモーション」をうたって宿泊費や商品代金をだまし取る手口が横行しており、2025年7月の1か月間だけで17,823件(全体の51.56%)という非常に多い数の詐欺被害が、タイ国家警察のオンライン通報システム(www.thaipoliceonline.go.th)に報告されていると言います。
被害額はおよそ1億6,200万バーツにのぼると言われています。
■ 宿泊予約詐欺の実例:偽ページを作って金銭詐取
1例として、以下のような事件がありました。
タイ警察は。プールヴィラの偽予約ページを作成して被害者から宿泊費をだまし取っていた容疑者(通称イウ)を逮捕しました。
この容疑者は、Facebookで偽ページを作り、魅力的なプロモーションを掲載。信じた利用者に金銭を振り込ませ、「ダミー口座」に代金を送金させていたという。
容疑者の関与が確認された被害は、少なくとも20件にのぼると言われています。
このような詐欺は、被害額が比較的小さいために警察に通報されにくく、犯人も全く反省しません。(だまし続ける)
また、犯人が捕まっても被害者が示談に応じるケースが多く、支払い分割で終わるため、同様の事件が繰り返されていると言います。
■ 人気観光地ほど危険! 偽の宿泊施設ページに注意
パタヤ、バンセン、サタヒープ、サメット島、メーピム・ビーチ、チャーン島、クート島など多くの人気観光地は、このような実在の施設に似せた偽ページを作る格好の場所となっています。
犯人たちは、SNSやグループページで「お得なプロモーション」や「限定オファー」として投稿し、早く振り込ませようと急かしてくると言います。
例えば「今だけのゴールデンタイムセール!」「他のお客様も予約希望なので今すぐお支払いを!」といった嘘をつき、確認の余地を与えずに振込を急がせるのだと。
振り込まれたら、すぐにページを削除・連絡を遮断して逃げるというが手口です。
■ 被害を防ぐには?
・振込前に必ず相手の情報を確認すること
・「Cyber Check」アプリやウェブサイト「www.checkgon.go.th」で、振込先の口座名義やページの信頼性を調べる「うますぎる話には裏がある」と常に疑う姿勢を持つこと
・不審なページを見つけたら、Facebookなどで「報告」し、警察ホットライン1441番に通報
(注) 詐欺の対象は宿泊施設だけじゃない!
詐欺被害の多い商品には、以下のようなものがあります。
・ブランド品(バッグ・時計など)
・携帯電話やiPadなどのガジェット
・アクセサリー
・仏像・お守り類
これらを「本物」と偽って売るか、そもそも存在しない商品を騙って販売するケースが後を絶ちません。
警察「オンラインショッピングをする際は、信用しない・急がない・送金しないを徹底してください」