バンコク都、歩道を乗り場にしているバイタクがいたらアプリで通報を! 良い街づくりにご協力下さい。
- 2025/7/19
- バンコクとその近郊

7月18日、バンコク都庁の報道官は、バンコクにおける公共バイクタクシー乗り場の管理と、歩道上に設置されている乗り場の整理について記者会見を行いました。
バンコクには現在、5,365か所のバイク乗り場が存在し、登録された運転手は79,521人にのぼります。
設置場所の内訳は、以下の通りとなっています。
①歩道上:1,497か所
②民間敷地内:1,186か所
③車道上:2,107か所
④その他(公園等):575か所
この数は、登録の変更、引退、新規申請、死亡などによって常に変動しています。
■ 歩道設置の法的背景と規制強化
かつては歩道上への設置も一部認められていましたが、2016年以降の法改正により、新規の歩道上ウィンは原則として不認可となりました。
・2013年以前:警察の許可を得れば歩道設置も可能
・2016年以降:バンコク都の副委員会が設置場所を厳格に審査、歩道設置は原則禁止
したがって、現在歩道上に存在するバイク乗り場の多くは、過去に合法に設置されたものであり、順次別の場所への移転が求められています。
■ 違反運転者への厳しい処罰
都の報道官は、バイクタクシー運転手にも一般市民と同様に「市の美化・秩序維持法(1992年)」が適用され、歩道走行・駐車は禁止されていると強調。違反時は最大5,000バーツの罰金が科せられます。
さらに、1年内に2回以上、歩道走行で摘発された運転手は、バンコク都副委員会の判断で登録抹消(業務資格剥奪)となる可能性があると言います。
(※2020年施行のバンコク都規則第13条第6項に基づく)
■ デジタル管理と市民通報システムも活用
現在、バンコク都はアプリ「Traffy Fondue」を活用して、バイク乗り場の位置情報、運転手の情報、違反歴などをデジタルで一元管理しており、違反情報は各区役所に共有され、速やかな対応が可能になっています。
最後にアムラパーン報道官は、「市民の安全と都市の秩序のために、法を厳格に執行していく。違反を見かけた際はぜひアプリで通報を。」と協力を呼びかけました。
バンバン通報して、みんなで良い社会を作り上げていきましょう!