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プラチンブリーの工場で100人超のミャンマー人による抗議デモ発生! 原因はある工員の死。
- 2025/7/11
- 事件(タイローカル)

7月11日午前8時、プラチンブリー県カビンブリーのボートーン工業団地内にあるスプーンやフォーク、紙製容器などを製造する会社で、約100人のミャンマー人労働者が抗議デモを行いました。
事件の経緯
このデモの前夜、ミャンマー人労働者1人が機械に巻き込まれて重傷を負い、病院に運ばれましたが、労働保険や医療の権利が登録されていなかったため、治療を受けられず死亡しまうという事件が発生しました。
この対応に不満を持った同僚らが、翌朝一斉に抗議行動を起こしたという状況です。
工場内の事故調査
同日午後2時30分、プラチンブリー県のウィチアン県産業局長らが工場の状況を調査しました。
そして、以下のことが明らかになりました。
・紙製品のプレス機に紙くずが詰まり、オペレーターが修理作業を依頼。
・オペレーターは電源スイッチを切らずに放置し、修理技師は「電源が切れている」と思い込み、手を機械内に入れて掃除しようとした。
・その際、稼働中のロボットアームが作動し、技師に衝突、その結果、重傷を負いました。
政府の対応と今後の方針
プラチンブリー県産業局は工場に対し改善措置の指導を行い、今後は「工場法(1992年)」および改正法に基づく処置を講じる予定だと述べています。
労働者と雇用主間のトラブルに関しては、労働福祉保護事務所が法的権限のもとで調整中とのこと。
最新情報では、午後4時50分に通訳を交えた対話を行い、労働者保護法(労働福祉保護法)に基づく解決を図ったことで、抗議活動は収束したと伝えられています。
タイ人の周辺諸国(ミャンマー、ラオス、カンボジア)の人への見下し方は、時にひくくらい「蔑む」ので、びっくりします。
元々この国では、命の重さが日本人の考える重さより圧倒的に軽いので、周辺諸国の人たちがどうなろうがあまり深く考えない傾向にありますね。(土木現場では死亡者多発も気にせず続行)