チェンマイに天馬現る! 絶滅危惧種のゴーラル、ドイ ルアン チエンダオで目撃さる!

自然の豊かさに支えられているタイ国ですが、動物たちにとっては確実に住みづらい環境となっています。

7月4日正午、チェンマイ県チエンダオ郡にある「ドイ・ルアン・チエンダオ」の崖の上で、絶滅危惧種の野生動物「オナガゴーラル(タイ語名:กวางผา/通称:ม้าเทวดา=天馬)」が、日光浴している姿が撮影され、SNSで注目を集めました。

この動画は、チエンダオ野生動物保護区の公式Facebookページが投稿したもので、巡回中の職員が撮影したものです。
映像では、野生のゴーラルが職員の存在に気づいても逃げる様子はなく、鳴き声をあげるだけで落ち着いていたと伝えられています。

タイで最も多く生息する場所は「ドイ・ルアン・チエンダオ」

チエンダオ野生動物保護区の責任者は、次のように語っています。

「オナガゴーラルは現在、絶滅の危機にあるタイの法定保護動物であり、国内の野生個体数はわずか300頭程度しか残っていません。
今回撮影されたのは、今朝(7月4日)日光浴していたゴーラルの姿で、
この地域の自然がいかに豊かであるかを示す貴重な記録です」

過去に野生動物研究ステーションが調査したところ、チエンダオ山中には約100頭のオナガゴーラルが生息していることが確認されていました。
しかし、過去2年間でその数がさらに増加した可能性があるといいます。

その理由としては、森林の保全状態が非常に良好であること、観光客の立ち入りが制限され、野生動物が静かに暮らせる環境が守られていることなどが挙げられています。
現在も生息数の再調査が行われているとのことです。

人間が世界で300人しかいなくなったら…。
地球にとっては実際どうなのでしょうか。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る