ペトンタン首相の職務停止を受け、タイ内閣がプムタム副首相を暫定首相に任命。

タイ政府報道官ジラーユ氏は、ペートンターン・チナワット首相が職務遂行不能となった場合の対応として、副首相らに職務を分担させる内閣の決定を発表しました。

内閣は首相府からの提案に基づき、以下の副首相5名を任命し、第1順位のプムタム・ウェチャヤチャイ氏が暫定首相として首相の権限を引き継ぐことを承認しました。

副首相の職務分担順位

①プムタム・ウェチャヤチャイ(首相代行)
②スリヤ・ジュンルンルアンキット
③ピラパン・サリラットウィパーク
④ピチャイ・チュンハワチラ
⑤プラセート・ジャントーンルアントーン

プムタム氏は暫定首相として、首相と同等の権限を持ち、閣議や政府機関の主宰も可能です。

ただし、人事や予算など首相権限に関わる事項に関しては、2位〜5位の副首相が決定する場合でも、内閣の承認が必要とされます。

首相府事務局はこの措置について、1991年国家行政法第41条に準拠したものであり、法的にも適切であると確認し、内閣が正式に承認したとしています。

ちなみにプムタム氏は、元国防相であり、過去に共産党系の反政府勢力の一員として活動していた経歴を持ち、さらにかつてはシン・コープ(Shin Corp)社にも勤務していました。

彼は、元首相のタクシン・チナワット氏のマジでガチの側近としても知られる人物です。

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