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タイ国交通省、BTSなど全路線20バーツ利用時の登録方法を発表。9月30日より。
- 2025/6/26
- タイローカルニュース

6月26日、タイ国鉄道輸送局は、スリヤ副首相兼運輸大臣の指示に基づき、国民の生活費を軽減し公共交通機関の利用を促進するため、全ての電車路線で運賃を一律20バーツにする政策を推進していると発表しました。
現在、パープルラインとレッドラインではすでに20バーツ運賃が導入済みであり、その他の路線でも2025年9月30日より適用開始予定とされています(内閣決定に準拠)。
■ 利用には登録が必要:「ทางรัฐ」アプリで8月に登録開始
この政策を利用するには、国民がアプリ「ทางรัฐ(ターンラット)」で登録する必要があります。
登録内容は、以下のとおりです。
・13桁のタイ国民ID番号で本人確認
・決済用カードの登録(クレジットカード、デビットカード、Rabbit Cardなど)
・すべての情報を正確に入力しないと、割引の適用はされません。
このアプリは、iOSおよびAndroidの両方に対応しています。
■ 対象となる路線(バンコク首都圏全体)
・グリーンライン(BTS)
・ゴールドライン
・イエローライン
・ピンクライン
・ブルーライン(MRT)
・パープルライン
・レッドライン
・エアポート・レール・リンク(ARL)
■ 登録後の扱い・対象カード
登録後、以下のカードが利用可能になります。
・Rabbit Card:グリーン、ゴールド、イエロー、ピンクラインで使用可
・EMV非接触型カード(Visa / Mastercard):レッド、ブルー、パープル、ピンク、イエロー、ARLで使用可
※グリーンおよびゴールドラインでは使用不可
将来的には、QRコード決済による乗車方式も導入予定とのこと。
■ 支援金と運営体制
本制度は、共通乗車券基金またはその他の政府予算による財政支援の下で運営されます。
交通省は、この政策を可能な限り迅速にかつ完全な形で導入することで、国民の交通費負担の軽減と公共交通の利用促進を目指しています。
■ 登録に向けての準備を呼びかけ
国民には、以下の準備を促しています。
・13桁のタイ国民ID番号で本人確認
・登録済みの乗車カードや決済カード
・アプリ「ทางรัฐ(ターンラット)」のダウンロード
この政策がずっと続けばよいのですが、財政の方は本当に大丈夫なのでしょうか。
鉄道運営もそうですが、現政権の運営自体も危ぶまれている中、途中で破綻したり、資金が尽きメンテナンス不足で事故など起こならなければ良いのですが…。
ちなみに13桁のタイ国民ID番号で本人確認が必要とのことで、外国人の我々はこのままでは恩恵に預かれないようです。