これも経済不況の影響か?! タイで外食離れ深刻化。利用頻度最大95%減。タイ飲食協会調べ。

タイ飲食店協会は、経済状況の悪化により国民の外食習慣が激減していると発表しています。

同協会のタニワン会長によりますと、消費者は外食の頻度と支出を大幅に減らしており、以前は週に4〜5回だった外食が、現在は月に1回程度まで減少、割合にして最大で95%の減少していると伝えています。

また、注文される料理の数も減っており、ドリンクもスムージーや特製ドリンクから、ミネラルウォーターやソフトドリンクへとシフトしていると言います。

ビュッフェレストランも集客はあるものの、1人当たりの平均支出は減少しています。
以前1,500バーツのプランを注文していた人が、現在は700バーツ程度にまで下がっているケースもあると言います。

このような状況は、以下のような複合的な要因で引き起こされていると同協会はみています。

・インバウンド観光客の減少
・退勤後の飲食・会食習慣の低下
・家賃・光熱費・原材料費の高騰によるコスト増加

その結果、利益率は最大50%も低下しているといいます。

特に、新規参入者は厳しく、人員削減、再投資の見送り、閉店などの選択を迫られています。
資金力のある既存店舗はまだ持ちこたえていますが、国内外の経済減速により、飲食業界全体は依然として厳しい見通しとなっていると主張しています。

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