実は、タイ人はフランス語を話しているんです。自覚はありませんが!

気づいていないかもしれませんが、実はタイ語にはフランス語由来の言葉がたくさんあるのだと言います。

タイ語を話す、あるいはタイを訪れたときに耳を澄ませてみると、日常会話の中に驚くほど多くのフランス語が散りばめられていることに気づくかもしれません。

タイは歴史的にヨーロッパの列強に植民地化されたことはありませんが、フランスをはじめとする国々との文化交流の中で、言語にもその影響が色濃く残されているのです。

タイ語では、多くのフランス語由来の単語が自然に日常会話の中に組み込まれており、発音はタイ風に変化しているものの、その意味はしっかり受け継がれています。
地元のアクセントで発音すれば、まるで「タイ風フランス語」のできあがりです。

まず、「フランス」という言葉そのもの。
タイ語では「ฝรั่งเศส(ファランセート)」と呼ばれ、フランス語「Français」から直接派生しています。
フランス人のことは「ชาวฝรั่งเศส(チャーオ・ファランセート)」と呼ばれます。

交通手段を探しているとき、「運転手」のことをタイ語では「โชเฟอร์(チョーファー)」と言いますが、これはフランス語の「chauffeur」から来ています。
発音はややタイ風にアレンジされていますが、意味はそのままです。

タイではビュッフェスタイルの食事が非常に人気ですが、その呼び名「บุฟเฟต์(ブッフェ)」は、まさにフランス語の「buffet」からの借用語です。

割引券を探しているときには「คูปอง(クーポン)」という言葉を使うかもしれません。
これもフランス語の「coupon」からの言葉で、タイの多くのお店やプロモーションで使われています。

海外で困ったときに助けてくれるのが領事館の「กงสุล(ゴンスン)」。
これも「consul」というフランス語を語源としているとのことです。

タイで人気の「กาแฟ(カーフェー)」、これはフランス語「café」由来の言葉。

一部の単語はあまりにも自然に使われていて、その語源がフランス語であることすら忘れられているほどです。
例えば、「ขนมปัง(カノムパン)」という単語は「パン(pain)」が語源となっています。

タイ人はフランス語を話しているんです、自覚はありませんが。
ファランって英語じゃないなとは思っていましたが、フランス語発祥なのですね。
タイ人が、「ブッフェ」じゃなくて「食べ放題」って言ってくれたら、もっと親近感わくんだけどな~。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る