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タイの大手小売業者、高齢者雇用を推進。「60歳でもまだまだ現役」キャンペーン!
- 2025/5/2
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タイが高齢化社会へと移行する中、主要な小売業者は60歳以上の高齢者を対象とした雇用政策を導入し、高齢者支援に乗り出しています。
タイの高齢人口は増加の一途
2025年までに、タイの人口の約20%が60歳以上になると予測されています。
この割合は今後10年で30%に達する見込みです。
こうした人口動態の変化に対応するため、Lotus’s(ロータス)、Makro(マクロ)、Big Cスーパセンター、CJ Moreなどの大手小売チェーンは、55歳以上の労働者の採用を積極的に進めています。
CSR活動として高齢者の雇用を推進
これらの採用活動は、高齢化社会の課題に対応する企業の社会的責任(CSR)活動の一環です。
各社は高齢者のニーズやスキルに応じた職種を用意し、雇用プログラムを展開しています。
MakroとLotus’s:「60歳でもまだまだ現役」キャンペーン
全国に2,600以上の店舗を展開するMakroとLotus’sは、「60歳でもまだまだ現役(60 Still Good)」キャンペーンを開始しました。
2030年までに高齢者や社会的弱者を40万人雇用することを目標としています。
雇用対象は60歳以上で、商品の棚入れ補助、計量補助、接客業務などの職種があります。
勤務先は自宅近くの店舗を選べ、勤務時間も柔軟に設定できます。
賃金は最低日給以上で、医療保険や年1回の健康診断などの福利厚生も提供されます。