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ベトナム戦争終結50周年:和解と平和の未来へ。米国「包括的戦略的パートナー」へ格上げ。
- 2025/5/1
- タイローカルニュース

タイの話題ではないですが…。
4月30日、ベトナムはアメリカとの戦争終結および南北統一から50年を迎え、ホーチミン市で大規模な軍事パレードを開催しました。
市民らは前夜から街に集まり、顔に国旗を描いて祝賀ムードに包まれました。
パレードには、ベトナムの象徴「ラックバード」やホー・チ・ミンの肖像を載せた山車、統一50年を表現するものなどが登場しました。
中国・ラオス・カンボジアの兵士も参加し、独立宮殿の上空には国旗を掲げたヘリや戦闘機が飛行しました。
共産党のトー・ラム書記長(第13代)は演説で、「勝利は30年にわたる独立闘争の栄光の節目」としつつも、「過去との違いを尊重し、未来の平和のために尽力する」と語り、戦争を軍事的勝利ではなく和解と平和の象徴として位置づけました。
この式典は、かつての軍事的強調から和解と未来志向へと焦点を移すものであり、共産党の正統性や国家の団結の象徴として戦争を捉える姿勢が続いています。
また、今年はアメリカとの国交樹立30周年。
2023年には米国との関係が最高レベルの「包括的戦略的パートナー」に格上げされました。
一方で、トランプ政権による関税や援助削減が、枯葉剤や不発弾処理といった戦後問題の取り組みに影響を与える懸念も抱えています。
日系企業も多く進出し、東南アジアにおける「ポスト タイランド」とも言われるベトナム。
旅行などで行くと自由な雰囲気を感じさせるので、一見楽しそうに思えますが、共産主義の国だということを思い起こさせられると急に現実感でますね。