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トランプショック!タイの証券取引所を襲う。一時5%近くダウン。
- 2025/4/8
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米国のトランプ大統領による関税政策への懸念が拡大し、世界中の株式市場から10兆ドル以上が消失したと言われています。
売り注文は世界中に波及し、2020年のコロナ危機以来の規模となっています。
ウォール街の混乱
S&P500指数は先週末にかけて10%以上下落し、第二次世界大戦後最悪の成績を記録。
月曜日も乱高下し、最終的には1.33%下落しました。
専門家は、米国株の下落と企業の借入コスト上昇が続くと予想しています。
ボラティリティの急上昇
米国の恐怖指数(VIX)は2020年コロナ危機以来の高水準となり、ヨーロッパのボラティリティ指数も2008年以来の急上昇を記録しました。
銀行株の急落
欧州と日本の銀行株は、過去3営業日で約20%下落。
コロナ以来最大の落ち込みとなっています。
景気後退懸念により、中央銀行による利下げ期待が高まっていますが、これは銀行にとっては悪材料です。
原油価格の下落
原油価格も大幅に下落。
ブレント原油は3日間で約15%下落し、2021年4月以来の安値を記録しました。
オーストラリアとベトナムへの影響
オーストラリアドルは、中国経済への依存から影響を受け、2日間で4.5%急落。
ベトナムでは、米国による高関税(46%)の影響で通貨ドンが過去最安値を記録しました。
フロンティア市場の苦境
パキスタンやスリランカ、アンゴラなど、新興国の国債が売られ、経済への悪影響が懸念されています。特に、スリランカは回復途上だったため、大きな打撃を受けています。
タイ証券取引所(SET)
SET指数は、午前10時49分時点で54.33ポイント下落し、1,070.88ポイント(-4.83%)となっています。
これは、朝の取引開始からわずか50分後であり、トランプショックが引き続き市場を圧迫しているためだと伝えられています。