日本人女性が救急車を奪い逃走した事件など、タイ警察と各国大使館との連携強化を図る会合開催。

2025年4月4日、バンコク・パトゥムワン区のシントーン・ケンピンスキー・ホテルにて、17か国の大使館代表とルンピニ警察署の担当者が会合を開き、外国人観光客や居住者の増加に伴い深刻化する外国人による精神的危機への対応策について協議しました。

この会合には、大使館関係者のほか、入国管理警察、観光警察、タイ王国警察の国際課、バンコク都ホームレス保護センターの代表らも出席し、観光客の安全確保と緊急対応のための連携強化をはかります。

具体的な事例

2024年2月:日本人女性が救急車を奪い、トンブリー区まで逃走。
大使館の人員不足で通訳の派遣ができず、民間通訳サービスを利用する事態に。

・2024年5月29日・6月19日:アメリカ人とロシア人がそれぞれ米国大使館に無断侵入を試み、1人は池に飛び込む騒動に。大使館と警察間の連絡手順の複雑さが対応遅れを招く。

・2025年3月20日:高齢のポーランド人男性が体調不良でホテル前に倒れていたが、警察が本人と意思疎通できず、大使館との連絡にも時間がかかり、医療措置が遅れた。

スクンビット・ソイ1のホテルで物損や暴行を起こしたベラルーシ人男性のケースでは、精神科専門のソムデートチャオプラヤー病院と連携し、迅速な対応が実現。

さらに、2024年12月11日にプーケットで発生した、酒に酔ったベラルーシ人男性が警官に抵抗した事件では、明確なSOP(標準作業手順書)に沿った対応が奏功したことも紹介されました。

このように、外国人の危機に対して迅速かつ適切に対応するため、バンコク警察は大使館との協力体制をさらに強化しようと努めていることをアピールしています。

ルンピニ署前で、救急車両の車を盗難した女性を逮捕。逮捕時女性は日本語を叫んでいた?!日本人女性か?

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