タイ憲法裁判所全員一致! プムタム副首相とタウィー法相を上院選挙干渉の疑いで調査開始へ。

ショッカーの大幹部に、捜査のメスがどこまで入れられるでしょうか。

タイ憲法裁判所は3月26日、9人の裁判官全員一致で、タイ貢献党の2人の閣僚が上院議員の選挙プロセスに干渉した疑いについて調査を開始することを決定しました。

調査対象の閣僚

裁判所は、副首相であり特別捜査局(DSI)の特別案件委員会の委員長を務めるプムタム氏、および同委員会の副委員長を務めるタウィー法務大臣の調査を行うことに合意しました。

今回の調査要請は、91人の上院議員の署名により、上院議長のモンコン氏が提出しました。

要請書には、プムタム氏とタウィー氏が権限を乱用し、DSIに対して選出された上院議員の調査を命じたと非難しました。
しかし、本来、選挙関連の調査は選挙管理委員会(EC)の管轄であり、政府の関与は適切でないと指摘しています。

選挙干渉の疑惑

両大臣は、DSIを利用して上院選挙の検証プロセスを妨害し、選挙管理委員会の業務に介入・影響を与えたとされています。

申し立てによると、彼らの行動は政治的迫害、威圧、上院の支配に相当し、立法府である上院は行政府から独立しているべきだと主張されています。

申し立てでは、プムタム氏とタウィー氏の行為は閣僚としての明確な誠実性を欠いているとされ、これは憲法上の重要な要件の一つです。
そのため、憲法第160条(4)および(5)、第170条(4)に基づき、両者の解任を求めています。

裁判所の対応と今後の進展

裁判所は、プムタム氏とタウィー氏に対し15日以内に書面で弁明を提出するよう命じました。
ただし、今回の申し立てでは一時的な職務停止を正当化する十分な証拠が示されていないとして、両氏を職務から即時停止する決定は下しませんでした

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