格差さらに加速、タイの県別GRPランキング:ラヨーンが1位、バンコクは2位、ナラティワート最下位。

国家経済社会開発委員会(NESDC)の2024年度リポートによりますと、タイで最も一人当たりの地域総生産(GRP)が高い県はラヨーン県で、年間100万バーツ以上に達しています。

2位はバンコク、3位はチョンブリー、4位はチャチュンサーオ、5位はアユタヤであり、トップ5のうち3県が東部に集中している。
東部地域には多数の工業団地があり、観光地も多いことが影響していると考えられています。

一方で、最も一人当たりGRPが低い県は南部のナラティワート県で、次いで北部のメーホーンソーン県、東北部のノーンブアランプー県、ムクダハーン県、ヤソートン県が続く。

●一人当たりGRPが高いトップ10県(年)

①ラヨーン:1,003,497バーツ
②バンコク:634,109バーツ
③チョンブリー:598,448バーツ
④チャチューンサオ:494,545バーツ
⑤アユタヤ:456,286バーツ
⑥プラチンブリー:445,123バーツ
⑦サムットサコーン:405,187バーツ
⑧サラブリー:342,370バーツ
⑨サムットプラカーン:311,251バーツ
⑩ナコーンパトム:295,404バーツ

●一人当たりGRPが低いワースト10県

①ナラティワート:60,876バーツ
②メーホーンソーン:64,665バーツ
③ノーンブアランプー:67,363バーツ
④ムクダハン:67,885バーツ
⑤ヤソートーン:72,523バーツ
⑥サコンナコーン:77,408バーツ
⑦サケーオ:78,482バーツ
⑧チャイヤプーム:79,864バーツ
⑨ロイエット:80,249バーツ
⑩ウボンラチャターニー:81,555バーツ

地域格差が拡大、経済成長は鈍化

最もGRPが高い県(ラヨーン)と最も低い県(ナラティワート)の格差は16.5倍に達し、2021年の14.5倍から13.79%拡大しました。

また、タイの2024年のGDP成長率は2%にとどまり、前年の2.6%を下回りました。
これは、政府支出や投資の減少、地域間の所得格差の拡大が要因とされています。

意地になってデジタル1万バーツとか言って、金ばら撒いている場合じゃないってこと!

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