アセアン加盟国内で1位。タイは「拳銃」の個人所有がダントツで多い国です。

ASEAN加盟10か国の中で、タイは個人が所有する銃の数が最も多く、2017年には10,342,000丁が記録されています。

Small Arms Surveyは、スイスのジュネーブにある国際開発研究大学院にある独立した研究プロジェクトです。
政府、政策立案者、研究者、活動家のためのリソースとして、小型武器と武力による暴力のあらゆる側面に関する情報を提供し、小型武器の問題に関する研究をしています。

2017年には、世界中で8億を超える個人所有の銃があふれていました。
米国が最も多く、3億9,334万7,000丁の銃が個人で所有されています。

2017年にSASがタイで記録した10,342,000丁の銃のうち、6,221,180 丁が合法的に登録され、残りは違法でした。
これは、タイの人口100人あたり約15丁の銃を所持していることを意味します。

SASから最新の情報は入手できませんが、現時点において実際の銃の数ははるかに多いと思われます。

合法的に登録された6,221,180丁の銃のうち、3,744,877丁が拳銃で、残りがライフル銃です。

タイの合法的な銃の価格は非常に高く、ほとんどの人にとって手頃な価格ではありません。
22口径のライフルの価格は3万バーツから始まり、拳銃は少なくとも8万バーツ、ハイエンドブランドの場合は10万バーツを超える場合があります。

しかしタイ内務省には銃福祉プログラムがあり、タイ王立警察、関税局、国営企業などの政府機関は、地元の銃業者を通じて市場価格よりも安い価格で銃を輸入することができます。
このプログラムで購入されるハンドガンの平均価格は、4万~5万バーツとなっています。

それでも拳銃を買う余裕がない人は、違法な方法ではるかに安価で手に入れています。

銃福祉制度の下で、役人が購入できる銃の数に制限はありません。
余裕のある人は複数の銃を所有できます。
銃を購入する3つの主な理由は、自衛と財産の保護、スポーツ、狩猟です。

タイ王立警察の記録によると、2016年から2019年にかけて、違法な銃器に関連する刑事事件は91,376件、合法的に登録された銃器に関連する事件は25,034件ありました。

主な3つの理由のために、世界的にも稀有な事件が発生したということですね。
しかも政府が、より安易に銃を手に入れることができるように手助けしているとは…。
タイだから仕方ないという理由は通用しません。
他の国と比べても、様々な点で異常な確かにあるのです。

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