2年後に破綻者が続出する?! タイ政府、非正規労働者向け「無利子融資」制度を発表。

結局、出てくる政策は「ばら撒き」のみです。

タイ政府は、全国の非正規労働者を支援するため、「1タムボン1自営グループ」政策を発表し、新たな無利子融資制度を導入します。

※タムボンは「町」レベルの行政区

「1タムボン1自営グループ」プログラムの概要

・対象者:「プロジェクトに参加する非正規労働者・自営業者

・融資額:5万〜30万バーツ

・金利:最初の2年間は無利子

・申請期間:2025年3月31日まで

・申請場所:全国の県雇用事務所

タイ政府報道官によりますと、このプロジェクトでは全国400のグループがすでに選定されており、2025年3月31日までにさらに発展させる計画だと述べています。

その他の政府の取り組み
・スキル向上支援:労働省が職業訓練プログラムを提供

・市場開拓支援:非正規労働者が製品やサービスを販売できる環境を整備

・法整備:非正規労働者・在宅勤務者の権利保護を強化(労働基本権・社会保障の適用拡大)

期待される効果
・事業の成長支援:非正規労働者の収入向上と経済的安定

・経済全体の活性化:小規模ビジネスの発展による経済成長の促進

この施策は、タイ国内の大部分を占める非正規労働者の生活向上を目的とした政府の幅広い支援の一環であり、融資とスキル開発を通じて彼らの経済的自立を促進することを目指していると主張しています。

このような補助金政策はこれまでもなんどとなく行われてきましたが、効果が上がったケースを見たことがありません。
今回も無利子期間の切れる2年後に破綻者が大勢現れ、下手をすれば金融危機を招く可能性すらあります。
そもそも非正規労働者を支援するよりも、まじめにコツコツ働く正規雇用者の権利を履行するよう、しっかりと企業を監視するほうに重きを置いた方が、多くの人が幸せになることでしょう。

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