タイ史上初、対日観光赤字を記録。2023年上半期、日本を訪れたタイ人は100万人、タイに来た日本人は30万人。円安物価高が原因?

タイは歴史上初めて、2023年上半期に対日観光赤字を記録しました。
タイ政府観光庁(TAT)によりますと、上半期に日本を訪れたタイ人は100万人だったのに対し、タイに来た日本人はわずか30万人だったと伝えています。

これは、前年までの傾向から比べると大きな変化だと言えます。
例えば、2022年にタイは150万人の日本人観光客を迎えていましたが、日本を訪れたタイ人はわずか60万人でした。

この変化には多くの要因が影響しているとタイの地元メディアは伝えます。
1つは、日本における新型コロナウイルス感染症に関する規制の緩和です。
2023年5月以前、日本には世界で最も厳しい新型コロナウイルス感染症渡航制限がありました。

2番目の要因は円安です。
過去1年で円は対米ドルで約20%の価値を失っています。
これにより、タイ人旅行者にとって日本はより手頃な旅行先になっていますが、日本人にとってはお財布事情が苦しくなります。

TATのタパニー代表によりますと、タイを訪れる日本人観光客の数は依然として予想よりも少ないため、TATは現在、タイを安全で手頃な旅行先として宣伝することで、より多くの日本人観光客を呼び込むことに取り組んでいると述べています。
TATは、日本人観光客向けのビザ手続きの改善にも取り組んでおり、より多くの日本人観光客を呼び込めると確信していると話します。
2023年下半期の数字はまだ発表されていませんが、増加が見込まれています。

まず1番目のコロナ規制が関係しているという理由のは、2022年までは日本人来訪者の方が勝っていたのですから、ナンセンスにもほどがあります。
最大の理由は、2番目の円安バーツ高でしょう。
タイの物価上昇に伴い、日本人の財布にはダブルパンチです。

地元メディアが理由を開けているにもかかわらず、タイ政府観光庁は安全性の強調やビザ免除で日本人観光客をとり戻せると確信していると話すあたりが、全くかみ合っていなくて草生えそうです。
最低賃金も引き上げて、さらに物価上昇されたら、もう日本人はベトナム行っちゃうかもしれませんね。

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