タイ・中国共同調整センター設立、コールセンター詐欺撲滅へ2月にも始動。

1月23日、タイ国家警察庁のタッチャイ警察大将は、中国政府の代表団を迎え、コールセンター詐欺の撲滅に向けた協力について会談しました。
会談には、中国公安省や中国大使館から複数の高官が参加しました。

協力の概要

中国側からは、以下の2点についてタイ側と協議が行われました。

①ミャンマーでの詐欺グループ摘発
ミャンマーで活動する詐欺グループに関して、中国が30人に逮捕状を発行し、22人を逮捕。
タイと中国が協力して、残り8人の逮捕を目指します。

②共同調整センターの設立
タイ・中国間で「コールセンター詐欺撲滅調整センター」を設立し、2月に稼働開始。
バンコク(警察庁)とターク県メーソート郡に拠点を置き、迅速な情報共有と対応を可能にします。

対策強化

・メーソート郡での外国人入域スクリーニング強化。
・国境地帯での警察と軍による合同チェックポイント設置。
・詐欺グループの動向に関する情報共有の迅速化。

以前、タイ政府観光庁長官が「中国の犯罪は中国警察に」という案を打ち出しましたが、関係当局より一瞬で無きが如くとなってしまいました。
中国警察が入ってくることになって、タイ警察の悪事が逆に暴かれてしまうのでは?という懸念もあってのことだったという声もあがっていました。

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