ブーム終了の兆し。「LABUBU」の需要が減少。Lisaフィーバーから供給過剰状態へ。転売ヤー問題も拍車。

2023年以降、アートトイ「LABUBU」(ラブブー)は入手困難なアイテムとして注目を集めてきました。

公式代理店「POP MART Thailand」は、店舗での引き取りに先立ち、顧客にオンライン登録を求めていました。
しかし、登録に成功するのは主に転売業者で、購入した商品を高額で転売するケースが目立っていました。

このトレンドが最高潮に達したのは、世界的なスーパースターである”Lisa”こと、Lalisa Manobanが、「LABUBU Macaron」フィギュアと一緒に撮影した写真をInstagramストーリーに投稿したときでした。

この投稿により、世界中のファンがこのフィギュアを探し求め、タイ国内での転売価格はブラインドボックス1個につき3,000バーツ、大型ボックスで20,000バーツにまで高騰しました。

しかし、POP MARTが需要に応えるべく生産を加速させると、一部の製品で品質が基準を満たさないなどの問題が発生し、顧客の不満を招きました。
このため、熱狂は一時的に収まり、価格も低下しました。

その後、POP MARTは「LABUBU」の第2バージョン「LABUBU Have a Seat」を発売し、需要の回復を試みましたが、初代ほどの人気を得ることはできませんでした。
このバージョンの転売価格は、ブラインドボックス1個あたり2,000バーツ、大型ボックスで12,000バーツがピークで、初代に比べて大幅に低いものでした。

LABUBUフィギュアは1年以上にわたり一定の人気を保ちましたが、継続的な生産により供給過剰となりました。
タイ国内では多くの人がすでに1つは所有している状況となり、これらの高価なフィギュアは「必須の購入品」とは見なされなくなりました。

この結果、転売価格は徐々に下落しています。

タイのブームはいつも、転売ヤーが煽り、コピー商品で減退する傾向にありますね。
この2つを規制しなければ、全てがただの一発屋に終わってしまいます。

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