またまた勝利宣言か?! ぺトンタン首相、タクシン元受刑者に関する捜査に現政府は干渉しないと言及。

ぺトンタン首相は、父タクシン元受刑者に関する国家反汚職委員会(NACC)の調査に、現政府が干渉しないことを明言しました。

11月5日の定例閣議後、記者団に対し首相は、国家反汚職委員会が捜査中のタクシン元受刑者の警察病院での滞在調査に必要な協力を提供する意向があると述べました。
国家反汚職委員会は、タクシン元受刑者の医療記録を3度要求したものの、無回答だったと伝えています。

昨年8月に帰国後、タクシン元受刑者は汚職の罪で有罪判決を受け、その後申し合わせたように即、警察病院のVIP室に入院の手続きが取られました。
彼の刑期は王室恩赦により1年に短縮され、さらに仮釈放の手続きがなされ、刑期である6か月間、一日も刑務所に行くことはなく釈放となりました。
これは前代未聞の出来事です。

国家人権委員会(NHRC)は、タクシン元受刑者が社会的・経済的地位を理由に、特別な特権を受けていた、そしてこれは平等原則に違反すると結論づけています。

ぺトンタン首相は「この案件には干渉しません」と述べ、調査が法的手続きに従って進むことを望むと語りました。
また、個人情報保護法に関する法的問題も調査に含まれることを指摘しています。

タクシン元受刑者への調査が、現政府のイメージや信頼性に影響を与えることはないと主張しています。

一方で、国民党のランシマン氏が委員長を務める国防・国境問題・国家改革に関する下院委員会が、タクシン元受刑者に対する「特別待遇」があったとされる件について、独自に調査を行うと発表しています。

まあ、他の人がきちんと対応しているから、自身が手を下さなくても問題ないということでしょうか。
証拠は作ることも、消し去ることもできる国です。
もはや、よっぽどの内部告発者でも出ない限り、真相にたどり着くことは難しいでしょう。
チュウィット氏がなつかしい!

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