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【タイ】facebookの情報を信じ、まんまと詐欺グループの手口にガブリンチョ。
- 2024/10/30
- 事件(タイローカル)
10月29日、タイ移民局は、2023年末に発生した詐欺事件の詳細を発表しました。
この詐欺事件は、外国人詐欺師らがタイ人協力者と共謀し、被害者であるマリカさんに株式投資と仮想通貨投資を持ちかけ、投資を促したという内容でした。
詐欺グループは「投資チャットルーム」(Investor Chat Room)というFacebookページを作成し、高収益投資について助言を提供していました。
マリカさんがこのページに関心を持つと、詐欺師らはLINEでのやり取りを誘導し、徐々に複数の口座への資金送金を行わせました。
さらに詐欺師らは「資金は一定期間ポートフォリオ内に留める必要がある」「レバレッジ取引には追加の送金が必要」などと説明し、部分的に利益を返金することで取引の正当性を装っていました。
最終的に彼女は、合計2100万バーツをだまし取られることになります。
捜査の結果、詐欺組織は、指示役から資金運搬役まで役割分担された組織的なものであることが明らかになりました。
カンボジア国籍のムーンとミャンマー国籍のコーが振込先口座の管理役を担い、ミャンマー人ブローカーの指示で資金を移動させていました。
この資金は最終的にタイ国内でフロント会社を経営するミャンマー人実業家のウィンに渡されていました。
その後、資金はミャンマー国籍のサンに送金され、彼女はミャンマー出身のトゥアイと共に資金を統合し、バンコク・ラマ9世地区の高級コンドミニアム(1000万バーツ相当)を購入する資金にあてています。
購入したマンションは、第三者のミャンマー人に転売される計画でした。
その後、捜査が進み、コーはパトゥムターニー県の自宅で逮捕され、ムーンはサラブリー県の工場に逃亡していましたがそこで逮捕されました。
サンはラチャダーピセーク通りの高級コンドで逮捕され、トゥアイは資産管理のためにタイに再入国した際、ドンムアン空港で逮捕されています。
ウィンは、バンコク・ラチャダムリ通りを歩行中に逮捕されました。
容疑者への尋問を通じ、現在も捜査中の別のミャンマー人に対する逮捕令状が発行されています。
「投資チャットルーム」というサイトがあるのですね。
そんなところの情報を信じる気になる、その思考がわかりません。
「信じていた長年の友人に」というきっかけなら、わからんでもないのですが…。