扉を開けたらさらに闇。各与党代表者がタクシン邸で、次期首相の緊急会談。チャイカセーム氏濃厚か?!

「セターの代わりなどいくらでもいる」
そのような声が聞こえてきそうな状況に、タイの政治は暗闇からまだまだ抜け出せそうもありません。

8月14日、セター氏の首相職解任命令を下したタイ憲法裁判所の判決を受け、タイ貢献党のソラウォン事務総長は同日、新たな首相の席も、タイ貢献党のものであると声高に叫びました。

さらに同日、連立パートナーの指導者間の緊急会合が開かれ、「バーンチャンソンラー」(บ้านจันทร์ส่องหล้า)と呼ばれるタクシン・チナワット邸に集まりました。

20時30分頃政府指導者らは3時間の協議の後、タクシン・チナワットのチャンソンラ邸をあとにする様子が捉えられています。
タイ貢献党が首相の座を争う首相候補に同党のチャイカセーム・ニティシリ氏を指名すると報じられています。

タイ貢献党のチャイカセーム氏(75歳)は、インラック政権の元司法長官兼法務大臣でした。

タイメディアの見解では、チャイカセーム氏は、スレッタほど派手ではないものの、彼もタクシンの代理人だと解説しています。
これにより、タクシンはさらに独裁を深めることになるだろうとも述べています。

結局、セターなどもタクシンにとっては操り人形、代弁者でしかなかったということだったのでしょう。
扉を開けたら、さらに深い闇が広がっていた。
この国はどこまで行っても、闇だったいうことのようです。

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