「二重価格」タイはOK!日本はNO! 「二重価格」は発展途上国のモノ!って、どんな理論でつか?

ある人物から定期的に問題提起されているタイの「二重価格」ですが、やる方は問題ないがやられるのは問題ありと、なかなかの論調を繰り広げています。

ちなみに本誌では「二重価格」であろうとなかろうと、その価格が見合っていれば利用すればよいし、合わないと思えば利用しなければいいという考え方です。

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日本のユネスコ世界文化遺産で国宝でもある姫路城は、市長により入場料の値上げを検討しています。
その金額は、外国人料金30ドル、地元民は5ドルという「二重価格」での検討で、明らかにされた6月末ごろ、日本でも賛否両論の声が飛び交いました。

現在日本には円安も手伝い、未曾有の外国人観光客観光客が押し寄せており、オーバーツーリズムが各観光地で問題となっていました。

姫路城が入場料値上げを徴収しなければならない理由として、来場者が殺到したため木造で出来た城に損害が生じる可能性があることをあげています。
2023年には約148万人が城を訪れ、そのうち約45万人が外国人観光客であり、過去最高を記録していました。

大阪府は、増加する観光客抑制策として、2025年4月開催の万国博覧会に合わせて外国人観光客から税金を徴収する法案を検討すると伝えられています。

しかしこの話題より以前、すでに東京の飲食店では「二重価格」を導入しているお店がありました。
外国人観光客は、平日バイキングで7,678円、しかし
日本人の場合はここから1,100円が値引きされます。

理由として、外国人客用に英語を話す従業員の手当てを増額する必要があったと主張しています。

タイのメディアでは、「二重価格」を採用し、外国人観光客に高額な料金を請求する事業者は、その理由とビジョンを丁寧に説明する必要があり、それを怠ると問題が生じる可能性があると指摘しています。

さらに、このような「二重価格」を採用している国は、主に発展途上国の観光地であり、日本は高級旅行先としてのイメージを失いつつあると辛口なコメントで締めくくられています。

相変わらずご都合主義と言いますか、こっちがやるのはいいけど、やられるのは反対!という何とも身勝手な主張を繰り返しています。
先駆的でなければいけないメディアの論調がこれだと、さすがに呆れますね。

しかも「二重価格」を採用するなら理由を説明しろと宣っていますが、正に「どの口が言う!」です。
冒頭で申し上げた通り「二重価格」について本誌では、日常的にお参りで寺に通う自国民と、一見さんで「ウェーイ!」と写真撮りに来る一回こっきりの観光客の料金を区別したとしても、全然問題ないと思っています。
自国民は、自国の文化について理解を深めるため、もっと触れる機会を増やすべきですし、そのための敷居が高くては話になりません。

ただ、料金表にアラビア数字を使わず、観光客が読めないタイ文字で料金を示し、ごまかして料金をかすめ取ろうとする精神に腹が立つ人がいるかもしれません。

タイメディアが指摘するように、きちんと堂々と料金を掲げ、その理由を説明すればよいのではないでしょうか。
あと、自分がやられて嫌なことは他人だって嫌なんですよ。
タイ人は、このようなことを学校で教わらないのでしょうかね。

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