セター首相、告発された史上5人目の首相に。これまで2名の首相が裁判所から罷免されています。

セター氏は、1997年10月に憲法裁判所が設立されて以来、憲法裁判所で裁判にかけられた5人目の首相になります。
これまで告発された4人のうち2人は有罪判決を受け罷免されています。

これまで裁判所の判決により罷免されたのはサマック・スンダラウェジ氏とインラック・チナワット氏の2名です。
インラック元首相は、与党タイ貢献党の党首とみなされているタクシン・チナワットの代理人とみなされていました。

罷免を逃れた者は、タクシンと2014年に政権を握ったプラユット将軍の2名でした。

セター氏は、タクシン派出身で憲法裁判にかけられる3人目の人物となります。

※セター氏に対する告発

タイ憲法裁判所、前科者を大臣に据えたセター首相に対する不信任請願を受理。首相には15日の猶予。

この訴訟は、元弁護士のピチット氏が前科者であるにもかかわらず首相府大臣に任命したことは憲法に違反しているとして、上院議員40人のグループが提出した請願に端を発しています。

「ピチット氏には閣僚になる資格はなかったにもかかわらず、首相は強引に任命しました。
したがって、首相の行動は(憲法上の)倫理基準にも違反した可能性がある」と告訴人の一人であるデレクリッド上院議員は主張しています。

批評家らは、ピチット氏が閣僚に任命されたのは、昨年タイに帰国した後も依然として大きな政治的影響力を行使しているタクシンが暗躍しているためだと主張しています。

セター氏が有罪となれば、首相の座を追われる可能性が高くなります。

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