タイの滞在VISA要件の変更は、6月下旬または 7 月上旬に施行予定です。※6月1日からではありません。

一部メディアで、6月1日からタイの経済と観光を活性化するためにタイ滞在VISAの緩和策が施行されると伝えられていました。
この閣議決定が5月28日だったため、そもそも本誌では「6月1日から施行」といった文言は最初から使わずにお伝えしてきましたが、やはりその報道は間違いであることが判明していました。
(大使館からのニュースは原文のままお伝えしていました)

先にお伝えした内容は、現時点で2024年6月下旬または 7 月上旬に施行されると伝えられています。

①93カ国のパスポート保有者を対象に、観光客および短期商用訪問者のビザ免除を(30日間の期間から)最大60日間に延長する。

②到着ビザ (VOA) の資格のあるパスポート所有者を持つ国を 19 から 31 に増加。

③リモート・ワーカー、フリーランサー、ムエタイや格闘技を学ぶため等に滞在を希望する者のためにDTVを新設し、対象者は滞在期間180日とする、更に一度180日の延長を可とする。

④留学生や卒業間近の学生のタイへの旅行を容易にするために非移民ビザを改善する。

⑤タイの入国プロセスを開発し、入国手続きの効率を向上させるための「ビザ政策委員会」を設立する。

それ以降の中期的な施策として、以下の3つが上げられています。

①非移民ビザの種類をグループ化して合理化する。

②健康保険の要件を緩和し、長期非移民ビザの申請資格のある国のリストを拡大する。

③2024年12月までにすべての大使館・領事館に電子ビザシステムを導入する。

長期的な対策の1つは、電子渡航認証 (ETA) システムの導入であり、電子ビザシステムと並行して導入される予定です。

以上が、5月31日に発表されているもので、少なくとも6月1日時点で、特段VISAに関する変更点はありません。
タイの場合、閣議決定レベルでは容易に変更が加えられていきますので、王立官報などで法律が施行されてから予定を組むようにして下さい。
ネット上の情報は目安でしかありませんし、もちろん責任はとれません。

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