中国ラオス鉄道計画に乗り遅れるな! タイが躍起になって参画しようとする理由とは。

中国ラオス鉄道の最初の貨物列車は、2021年12月3日に始まり、中国ラオスの合弁会社である「Sino-Agri International Potash Company」によって製造された農業製品の輸送を可能にしました。

中国南西部の雲南省の昆明とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ1035キロメートルの旅客および貨物鉄道は、中国の技術基準を採用しています。

タイは現在、中国人に需要のある新鮮な果物の輸出を増やすことを目的として、ラオスと中国の高速列車プロジェクトを通じ物流と貨物輸送の協力関係を築こうと、ラオス並びに中国政府と交渉を繰り返しています。

2021年のタイとラオスの国境貿易額は合計2千億バーツ(約7千億円)で、前年比12.58%増加しました。

全体のうち、タイからの輸出は1,124億3700万バーツで、2020年から20.13%増加し、31億バーツの貿易黒字となっています。

ジュリン商務大臣はまた、より多くの製品を輸送するためにラオス=中国高速鉄道を最大限に活用することを約束しました。
中国は現在、高速鉄道を介した鉱石、ゴム、キャッサバに関連する商品のみの輸送を許可しているとのことです。

2022年の3月から5月までの収穫期に、タイの果物の輸送を許可するように中国政府と交渉したいとジュリン氏は豊富を述べています。
タイ政府は、ラオスの運輸当局と調整して、2つの隣国を結ぶ鉄道を建設する計画について、運輸省によって提案された作業委員会を結成しました。

これは、タイの鉄道システムと、中国の雲南省の昆明とラオスの首都ビエンチャンを結ぶラオス・チャイナ鉄道を結ぶ高速鉄道プロジェクトの一環です。

最終的には、中国からシンガポールまで高速鉄道を延伸させる予定となっています。

 

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る