国連薬物犯罪事務所、タイ国境にある「ゴールデン・トライアングル」が世界の薬物汚染の温床だと指摘。

5月28日、国連薬物犯罪事務所は新たな報告書で、東アジアと東南アジアには記録的な量の覚せい剤やその他の合成麻薬が溢れていると発表しています。
その発生源は主に、タイ、ミャンマー、ラオスが交わる「ゴールデン・トライアングル」にあると指摘しています。

この地域は歴史的にアヘンを栽培し、アヘンをヘロインに変換する精製所が数多くあることでも知られています。
「ゴールデン・トライアングルでの覚せい剤の生産規模は、今や膨大なものに達しています。生み出される利益も同様です」
とUNODCの東南アジア・太平洋地域副代表ベネディクト氏はAP通信に語っています。

またゴールデン・トライアングルは、数十年にわたり政治的不安定が続いていることも原因にあげられています。

ミャンマーの辺境地域は大部分が無法地帯であり、麻薬生産者や密売業者によって搾取されています。
ここ数十年で、この地域は違法アンフェタミン製品の中心地となりました。
2021年に軍事政権が政権を掌握し、同国はさらに不安定化しました。

この地域のメタンフェタミンの生産は、ゴールデン・トライアングルの中心地であるミャンマーのシャン州東部、特に少数民族が独自の軍隊を持って自治権の特権を享受している特別地域として知られる地域に集中していると報告書は述べています。

ミャンマーの北部と東部の国境地域は、オンライン詐欺、違法ギャンブル、人身売買などの大規模な組織犯罪がカジノホテルに潜んでいることでも悪名高い場所となっています。

「オンラインカジノは麻薬経済からの収益を洗浄するために利用されています」

報告書はまた、ミャンマー産の麻薬が海上ルートに沿って他国に密輸されるケースが増えているとも述べています。
薬物は韓国、オーストラリア、ニュージーランド、その他の太平洋諸国まで送られていると伝えられています。

 

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