廃油の垂れ流しストップ! バンコク都が廃油と新品の油の交換キャンペーン。でもやる気がイマイチ…。

私、外国人が特に思い浮かべるタイ料理というのは、中華料理ベースのものが多く、イコール油を使った料理が多いかと思います。
しかし、屋台でも店舗型の料理店でも、使い古された油、いわゆる廃油ですが、どうしているか知っていますか?
基本的には、そのまま排水溝に垂れ流しているのです。
タイは下水処理などは行っていないので、それはそのまま川へ海へと流れていきます。

バンコクでは「廃油」を無料で新しい油と交換するので、垂れ流しを止めるよう呼びかけています。
月末の毎週水曜日、使用済みの油(廃油)を1リットル持参すると、新しい油250ミリリットルが無料で提供され、環境保護の取り組みを行っていることをアピールしています。

廃油と新品の油は、月末の毎週水曜日、午前11時から午後2時まで、ディンディーンのバンコク都庁舎タニノパラートビルB1階にて引き換え可能です。

このキャンペーンに参加すれば、環境汚染を軽減し自然を保護、さらにコストも節約できると主張しています。
力を合わせて、すべての人にとって持続可能で住みやすく安全な首都バンコクを作り出しましょうと。

とても良い取り組みなのですが、余りやる気を感じられません。
誰があんな遠いところに、毎日大量に出る廃油を持ち込むと言うのでしょうか。
渋滞もひどいエリアにです。
なんとなく、こういったこともやってるけど都民が協力してくれないと言い訳するために、申し訳程度にやっているとしか思えません。
もし本気で環境保全に取り組もうということであれば、PTTなどに協力を促し全国のガソリンスタンドで持ち込み引き換え可能くらいにしないと、そもそもめんどくさいから排水溝に垂れ流している国民が言うことを聞くはずがありません。
どっちもどっちなんですが、必ずそのツケは住んでいる者に降りかかってくることでしょう。

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