大気汚染世界ワーストが続くチェンマイで政府機関に在宅勤務を義務付け。タイ首相「国民にPM2.5出すな」。

4月8日、チェンマイのニラット知事は、PM2.5が世界ワーストレベルとなっていることを受け、4月9日から11日までの3日間、すべての政府機関に在宅勤務を義務付けることを決定し、企業にも在宅勤務を可能にする検討の協力を求めています。

チェンマイの6つの地区(チェンダーオ、メーテーン、チャイプラカーン、ファン、プラーオ)で火災と粉塵が多発したため、チェンマイは9日発表を含めた数日連続で世界ワーストを記録しています。

セター首相は8日、政府は北部地域のPM2.5問題について手をこまねいているわけではなく、「問題の解決に協力するよう国民全員に呼び掛けている」と述べています。
チョラナーン公衆衛生大臣とチャダー副内務大臣の両者に、チェンマイでの支援を行うよう指示したと伝えています。

「私はPM2.5の微小粉塵の影響を受ける兄弟姉妹の苦しみをよく知っており、総合的な方法でこの問題に取り組むことを目指している」と首相は述べます。

チェンマイ大学建築学部長のラウィィワン教授は、2023年2月に肺がんの第4ステージと診断され、4月3日に亡くなっていま。
医師は、PM2.5が遺伝子変異を引き起こしたことが原因だろうと診断しています。

2022年3月以来、2023年12月に29歳で亡くなったチェンマイ大学医学部のクリタイ博士を含むチェンマイ大学の教授3名が肺がんの診断を受けています。
彼らはいずれも非喫煙者でした。

大学教授は無策の政府に殺されたのか? 大気汚染世界ワーストのチェンマイで、4人の大学講師が肺がんで死亡。

「問題の解決に協力するよう国民全員に呼び掛けている」というのは、ようするすに政府は何もしていないということですよね。
言い切ってしまうところが、なかなかです。
ソンクラーンを前にこんな状況で、誰が行きたがりますかね。

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