スリヤ運輸大臣、バンコクの永遠の問題「タクシーの乗車拒否」の解決を指示。セター首相「なんで乗車拒否するの?」

2月25日、スリヤ運輸大臣は、バンコクのタクシー運転手がラッシュアワー時に搭乗拒否する悪名高い伝統的な問題を解決するよう陸運局に指示したと発表しました。

セター首相は運輸省に対し、ラッシュアワーや道路が渋滞しているときにタクシーが乗客を拒否する理由を解明するよう求めています。

バンコクのタクシー運転手に、いわゆるぼったくりをやめさせるという課題は、これまでのところほぼ不可能な状態だと地元メディアも語っています。
同省と警察は何年にもわたって努力(?)していたが、燃料不足や勤務時間終了などの正当な理由なしにタクシー運転手が乗客の乗車を拒否することを禁じた1979年陸運局法を守らせることはできていません。

警察庁は2018年、観光地を中心にドライバーに即時罰金を科す制度を導入し、定期的な取り締まりを実施していました。

バンコクのタクシー会社が乗客を拒否しているというこの苦情は、ソーシャルメディアやニュース報道で何度も取り上げられていますが、一向に改善がみられません。

またタクシーに関する他の問題としては、特に外国人に対しての不公平な扱いが挙げられます。
外国人は、過剰な料金を請求されたり、サービスを拒否されたりしていると報告が度々上がっており、観光客を好んでのせるタクシー運転手の中には、より多くの料金を払わせても構わないと考えている人さえいると伝えられています。

スリヤ運輸大臣は、乗客拒否するタクシーというバンコクの永遠の問題の解決に努めることを約束しました。
同氏はまた、タイのタクシーシステムを国際レベルに引き上げるための他の措置を導入するよう陸運局に指示したと述べています。

あいからず、言うだけで何が変わるのか全くわかりませんが、ツッコミどころが満載過ぎてついご紹介してしまいました。
先ず天竜人であるセター首相は、相変わらず下々の生活を全く理解できていないので「タクシーが乗客を拒否する理由解明」から始めるようですね。
そもそも理解できるのかわかりませんが…。

それを受けたスリヤ運輸大臣は、現場に丸投げ…。

同省と警察は何年にもわたって努力(?)
全く努力した形跡が見つけられません。

単純にタレコミ制を導入すればよいのではないでしょうか。
タクシータレコミアプリを立ち上げ、ボッタクリタクシーに遭遇した場合は、映像や画像を送れるようにし、それに対して全て取り締まりを行えば相当な抑止力になるかと思います。
簡単に言えば、取り締まりを行ってこなかったから、人々が法律を軽視しているのです。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが評する「欠陥ある民主主義国」で、法律がどこまで機能するかという問題の最たるものですね。

タイは「欠陥のある民主主義国」。イメージが悪化。タイの司法制度による「法の公平な執行」が肝要とチュラ大教授。

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