プランクトンブルーム現象は自然現象だけではありません。雨季以外でもバンセンビーチをプランクトンが襲う。

通常雨季によってもたらされるプランクトンブルーム現象が2月25日の朝、チョンブリーの人気のバンセーンビーチを襲いました。

SNSに投稿された写真には、グラスに入った緑色の海水が映し出されており、「バンセーンは2024年初の抹茶が配られた」とキャプションが付けられていました。

バンセンにあるブラパ大学海洋科学研究所は、前日の24日からバンセンの海が緑に変わりつつあると警告していました。
バンセン遠隔測定ステーションは、23日夜にビーチのクロロフィルAのレベルが3倍になったことを検出したと報告しています。

24日土曜日の朝に水質を検査したところ、水1リットルあたり6,143個の夜光虫シンチランスが検出されています。

それでも同研究所によると、土曜朝の時点ではバンセンの海質はまだ遊泳者にとって安全な状態だったといいます。

カセサート大学水産学部の海洋専門家トン博士は以前、プランクトンの発生は通常雨季に発生するが、人為的要因により他の季節にも発生する可能性があると述べています。
それは例えば、人間が海に放出した廃水には細菌の餌が多く含まれているため、プランクトンが急速に繁殖する可能性があると説明しています。

タイメディアでは以前より、プランクトンブルーム現象は自然現象だから問題ないような報道をしていましたが、本誌ではそうではないと主張してきました。
生活排水やその他を海に垂れ流しにしているタイでは、トン博士が説明するように自然現象を超えた人為的な原因でこのような現象が起こっていることは明白です。
何でも問題を放置してきたツケは、やがてタイに住む人々に返ってくることでしょう。

「タムディー、ダイディー」(合掌)

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