タイの食品廃棄物年間970万トン。1人当たり146キロ。主な発生源は「フードコート」。

タイでは中国の影響か、食事を残すことにあまり罪悪感を覚えない傾向にあります。

タイでは、年間970万トンの食品廃棄物が発生しており、これは住民1人当たり146キログラムに相当すると、公害防止局局長のプリーヤポン氏は述べています。
彼女は、廃棄物のほとんどは生鮮市場から出ており、次にショッピングモール、コンビニエンスストア、オフィスビルであると主張しています。

同氏によりますと、食品廃棄物の主な発生源はフードコートであり、したがってこの問題はタイ社会の根本から取り組む必要があると述べています。

食品ロスと廃棄物を削減することは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の1つです。
目標は、小売および消費者レベルで2030年までに世界中で一人当たりの食品廃棄物を半減にすることです。

食品廃棄物や過剰食品の問題に取り組む機関や団体は、次のような対策を重点的に取り組むと述べています。

◆適切な利用と廃棄を促進する分別収集システムを通じて、食品廃棄物と過剰食品の量を削減するようフードコートと関連施設を奨励する。

◆消費者に食品廃棄物や過剰食品の防止と削減を奨励する

◆食品廃棄物や過剰食品の防止と削減について、調理人や販売者を教育する。

◆主な発生源と考えられるフードコートでの食品廃棄物と過剰食品を、防止および削減するためのモデルと優れた実践方法を開発する。

◆具体的かつ広範な実践のため、情報、規制、コミュニケーションメカニズムを通じて取り組みを推進する。

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