タイ警察庁長官、サイアムパラゴン少年銃乱射事件を受け、少年法の対象年齢を15歳から12歳に引き下げるべきと発言。

タイ警察庁長官トーサック氏は、暴力犯罪の低年齢化が進む中、児童犯罪の対象年齢を15歳から12歳に引き下げるべきだと語っています。

1月2日、タイ王国警察本部にて同氏は明らかにしました。
2023年10月3日にサイアムパラゴンで14歳の少年が銃撃事件を起こした事件で、捜査官は書類送検しました。
しかし現時点では、少年はまだ訴訟を起こす準備ができていない状態にあると伝えられています。
したがって、当面は調査自体も延期とする必要があります。

少年は現在、治療のためガンラヤーラジャナガリン研究所に入院しています。
医療チームが少年の捜査への準備ができていると判断した場合、捜査官は多専門家、弁護士、両親とともに派遣され、共同尋問を行う予定と伝えられています。

トーサック長官は、捜査員は証拠の収集と事情聴取の実施に遅れはなかったと主張します。
法律に関しては、捜査官と裁判所が子どもを訴追する際に自らの裁量を行使できることが明記されていると述べています。
これは裁量権の行使であると考えられています。

少年法により、このままではパラゴン事件の少年は軽い刑罰しか与えないと考えられています。
それでは正義が保たれないを懸念し、警察庁長官は警察が関連機関と協議したと述べます。
犯罪者の年齢を15歳から12歳に引き下げるため、海外モデルの導入し検討が進められており、真剣に議論されることになると話します。

なぜなら、現代では犯罪の若年化がより深刻になっているからだと主張しています。

法律と言えど人間が作ったもの。
その人間の想像をはるかに超えることは起きて当然のこと。
法律と言えど、ゼロか100かではなくその時々に順応し変化する必要があります。
タイは、その辺りの柔軟性は強いほうかと思います。
ただいつも、悪い方への柔軟性が強いのが難点ですが。

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