失恋を機に毎晩一夜限りの関係を持った女子大生はHIV感染者だった?! タイのマスコミを賑わす、このカミングアウトは真実なのか?

最近タイのニュースで「HIVが再流行している」といった記事を目にしたのですが、数値をみたらそこまででもなかったので本誌ではお伝えしていませんでした。
ただその後、このような記事がタイのニュースサイト複数で報じられています。

11月5日。ある女子学生が自身の問題についてカミングアウトしました。
彼女が有名大学の2年生のとき 「失恋して4月から初めて外出を始め、一夜限りの関係を持った」と告白しました。

しかし最大の間違いは、彼女が生まれたながらにして「HIV」に感染していることでした。

「関わった方々には申し訳ないと思います。
それで許しを乞いたいのです。
今はどこかへ行って僧侶になりたいと思っています。
もう人に会いたくない。」

彼女はまた、過去7か月間、ほぼ毎日外出していたと述べます。

「私がよく行く場所はガソリンスタンドの隣のパブです。
薬は毎日飲んでます。
でもお酒も飲みました。
お酒を飲むと、HIVウイルスがその薬に対して耐性を持つようになります。

そこで私は自分自身に約束をしました。
二度とこのようなことはせず、しっかりしようと。
私は学業を終えるつもりです。

居酒屋でよく会っていた人がこのメッセージを見かけたら。 確認に行ってほしい。
だって今は合併症があります。
心配なんです。」

世の男性を震え上がらせるカミングアウトですが、これは本当の話しなのでしょうか。

エイズ財団(ผอ.มูลนิธิเข้าถึงเอดส์)の二ミット氏は、このように述べています。
「HIVは、抗レトロウイルス薬を継続的に服用すれば、体内のウイルスが検出できなくなるまで減少します。
感染していない人と同じように、普通の生活を送ることができます。
治療を受けに来て下さい。

アルコールを飲むと細菌が薬に対して耐性を持つようになるかというと、それは真実ではありません。
ウイルスは酔わないからです。
アルコールは感染症に影響を与えません。 抗ウイルス薬の有効性には影響しません。」

タイの有名メディア各誌を賑わす女子大生のカミングアウトですが、いまいち出自もはっきりせず、もちろん本人を特定することはむずかしいでしょうが、私はちょっと信ぴょう性に欠ける話ではないかと思っています。
みなさんはどう感じましたでしょうか。

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