これは残飯ではありません。タイの学校で出される給食メニューです。

これは誰かの食べ残しでしょうか。
いいえ、タイの学校給食1食分の写真です。

バンコクのドンムアン地区にある私立学校の5年生に提供されている昼食です。

SNSに投稿された写真は、生徒の一人が両親に送ったものですが、この学校では給食費3,000バーツを含め、一学期に3万バーツ近くの授業料を支払っている中流以上の学校でした。
両親は、この写真に衝撃を受けたとコメントしています。
どれだけのお金を費やしたにもかかわらず、子供たちは最終的に最小限の量のご飯とチキンナゲット、またはご飯とソーセージのみを食べさせられていました。

同投稿はまた、タイ内閣が昨年タイのすべての小学校の学校給食予算を増額したにもかかわらず、私立学校は保護者に追加料金の支払いを要求していたことにも言及しました。
このため、これら休職についての疑問が生じています。

同投稿はまた、教育省職員がマスコミを伴って学校を訪問する際は、とてもおいしそうで種類も豊富な給食が紹介されていますが、他の日とは対照的だとも不満を述べています。
保護者らはすでに教師に抗議していますが、何も改善されていないと言います。

タイ全土の田舎の学校でも学校給食の予算が長年の課題となっており、食料の質の低下や幼児の栄養失調が度々問題視されています。

ニュースになったケースとしても2019年、タイ南部スラーターニー県のある学校で魚醤で和えただけのビーフンを学校給食で食べさせられている動画が拡散し、学校長解雇されたと言うケースもありました。
2年後、理事長は学校給食の費用を横領していたとして、懲役192年の判決を受けています。

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