連立で公約危うし。前進党、大麻業者に配慮したコメント。大躍進を支えた有権者はどう感じる?

歴史的な大躍進を遂げたタイの前進党(MFP)ですが、公約として掲げていた大麻(マリファナ)の麻薬カテゴリーへの再分類について、登録されたマリファナ栽培者と大麻事業者に配慮し、将来的に彼らの利益は守られるだろうとのコメントを発しました。

MFP副党首のシリカンヤー氏は、大麻を麻薬として再指定する同党の主な目的は、警察や麻薬管理委員会を含む当局が薬物乱用を完全に管理できるようにすることだと説明します。

同氏は、暫定政府が対処していなかった薬物の使用、生産、栽培、輸出入を規制するための新しい法律が施行されるだろうとコメントしています。
従って、登録された大麻事業者とマリファナ栽培者は引き続き保護され、必要な許可がある限り営業は許可されると強調しました。

この声明は、MFPが潜在的な連合パートナー7社と署名した覚書で大麻を麻薬として再分類することを約束したことを受けて、大麻関連事業者や栽培者が提起した懸念に応えたものでした。

シリカンヤー氏は、大麻を規制する現行の法的措置の変更が提案、実施される前に、新しい連立政権が発足する際に連立パートナー間でこの問題についてさらなる議論が行われることを保証しました。

これでは骨抜きになることは、目に見えています。
そもそも警察が取り締まりなどをまともに実行しないので、誰も法律を守ろうとしないわけで、そこを改革することは非常に困難です。
あれは良くて、これはダメなど、複雑な法律など、この国で浸透するわけがありません。
シンプルに丸かバツで線引きする他、薬物汚染を一掃することは不可能です。
急激に求心力を得た前進党が公約が守れない場合、そのことを期待して投票した多くの有権者から急激に見放される危険性もありますが、連立を余儀なくされている以上、致し方ない部分もあるのでしょう。
まだまだ、この国の未来は簡単ではなさそうです。

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