あれから30年。タイにも忌まわしい飛行事故の記憶があります。

本日5月26日は、1991年にバンコクからウィーンに向かっていたラウダ航空004の悲劇的な墜落事故から30周年に当たる日です。

この事故は最終的に10人の乗組員を含む223人全員が死亡し、遺体はタイ中部のスパンブリーにある現在のプートーイ国立公園の広い地域に散乱していました。

後の調査で、飛行中に乗組員が不意を突かれる形で逆推力装置が作動し、飛行機はすぐに制御不能になり、崩壊したと言われています。

アメリカ人パイロットのトーマス・J・ウェルチは、彼の座席に座ったままでいるのが発見されました。

この事件はタイ最悪の航空事故と言われていますが、市民と救助財団のスタッフが死んだ乗客の遺体から遺品を公然と略奪したという恥ずべき場面が明るみに出たことが語り継がれています。

ジュエリーやパスポートなどのアイテムが、衝撃的な形で奪われました。
当時のメディアは、死者の所有物を取引するために設置されたテーブルさえあったと報告しています。

これは当時、タイの人々の道徳的倫理を問われる結果となりました。

また、当局の行動も疑問視されました。
遺体の保存状態が悪く、数十体は未だ特定されていません。

元F1レーシングカーのドライビングチャンピオンであるオーストリア人のニキラウダは、2年前にこの航空会社を設立しました。

航空会社は2013年まで続き、その後名前が変更されました。

ニキラウダは2年前に亡くなりました。
彼は調査に尽力しました。

墜落現場には墓地があります。

死者の中には、39人のタイ人、74人のオーストリア人、52人の香港人、10人のイタリア人がいました。

日本も日航機墜落事故という悲しい記憶が残っています。
最近ではマレーシア航空370便失踪事件なども記憶に新しいところかと思います。
両事件とも未だに陰謀論がささやかれていますが、飛行機事故は何か特別な理由がなければ起こってはならないものということの裏返しなのかもしれません。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る