タイ国内で中国人犯罪が急増する中、タイの役人が中国人8名を不法入国させたとして逮捕に。

国内で中国人による犯罪が急増する中、タイ海事省職員が、中国人8人を密入国させたという事件が発覚しました。

チェンラーイのチエンセーン警察署が率いる合同パトロール隊は5月12日、バンソップコク集落付近で不審な車両を発見しました。

捜査チームが不審車両に近づくと、海事省のIT部門で働く36歳の役人コラコット容疑者を発見しました。

この車には21歳から33歳までの中国人男性8人も乗っていましたが、彼らはパスポートやIDカードなどの身分証明書を所持していませんでした。
これに加えて、助手席に置かれたトートバッグの中からは、拳銃と2つの弾倉、7発の弾丸が発見されています。

コラコット容疑者は取り調べの中で、チエンセーン市内のヨノック地区にあるコック川にかかる橋を渡らせるために中国人8人をピックアップしたことを認めました。
その後、彼らは別の運転手によって市内まで移送される予定だったと言います。

コラコット被告は、移民法に基づく外国人の不法入国を幇助した罪と、正当な理由なく公共の場で武器を所持した罪で起訴されました。
さらに8人の中国人全員が、ビザなしでタイに入国したとして警察に連行されています。

密入国には、間違いなくタイ側に協力者がいて、組織的に行われています。
遡ること2月には、タイ人による中国人の密入国に関する別の事件もありました。

2月22日、警察は中部ナコーンサワン県のパホンヨーティン通りで、タイ人男性2人とタイ人女性1人を人身売買の容疑で逮捕しています。
犯人らが、パスポートを持たない中国人14人を3台の車両でバンコクからチェンマイに密輸しているところを発見しました。

警察は、抜き打ちのアルコール検問により、この3台の車両を発見することができました。

中国人犯罪、外国人不法移民労働者問題には、タイの役人が深くかかわっていると言われています。
その辺りの闇にようやく光が当たりつつある流れが、今回の選挙によりまた元の深い闇に逆戻りしてしまわないか心配です。

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