タイ東北部ノーンカイのメコン川に約700年前のストゥーパが出現!

メコン川から現れる古代仏教のストゥーパ(仏舎利塔)の光景は、北部のノーンカイに観光客をひきつけています。

プラタートクランナムは、約700年前に川のほとりに建設されたと考えられています。
その後メコン川が少しづつ
流れを変えたため、このストゥーパは1847年に完全に水没してしまいました。

しかし3月12日、ここ数日で川の水位が急激に下がったため、仏塔が見えるようになりました。
そして、めったに見られない仏塔を一目見ようと大勢の観光客が訪れるようになりました。

言い伝えでは、このストゥーパには仏陀の9つの足の骨の遺物が安置されていると言います。

久々に現れたストゥーパは、メコン川の流れによって古代の建造物が侵食され、その外側の石造りが剥がれていることが明らかになりました。

タイ政府観光局によりますと、地方美術局による水中調査により、角がへこんでいる正方形の仏塔が3つの部分に分かれていることが明らかになりました。
当時の他の寺院や建造物との類似性に基づいて、西暦15世紀に建てられたと考えられています。

水資源省によると、メコン川の現在の水深は、干ばつのために場所によっては1メートル未満にまで落ちています。

ボートは、部分的に露出したストゥーパの周りを航行する際に特に注意するよう警告されています。
巡礼者や観光客を古代のモニュメントに運ぶために手頃な価格でレンタルできるボートがたくさんあるとのことです。

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