タイの地方では法律よりも私刑が優先される?! あらぬ嫌疑で「鞭打ち」に処された男性。

「むち打ちの刑」などという言葉は前時代的な響きですが、タイの農村部ではまだ生きていたようです。

タイ東北部の大麻農家の従業員は、作物に損害を与えたとしてむち打ちの刑に処されました。

ブンソーンさん(31歳)の体に刻まれた生々しい傷は、電気コードで鞭打たれたものでした。

11月2日、3人の屈強な男が彼を家から拉致し、46歳のナムティン・パンヤー が所有するプランテーションに連れて行かれたと語ります。

彼の上司は、彼が植物に酸をかけたとの嫌疑をかけてきました。
しかし、それは真実ではありませんでした。

所有者であるナムティン氏は、有機雑草農業を長い間研究しており、政府が制限を解除した後、2ライの土地に2,000株を植え投資しました。
しかし植物が本来の成長を遂げていないことを発見したため、植物とタンク内の水をテストしたところ、強い酸性を示しました。
それによって、1000万バーツの損害を被ったと言います。

ブーンソンさんは所有者が影響力のある人物であるため恐怖を感じその場では容疑を認めましたが、それは無実だと主張しブリーラムのラハンサイ警察に通報しました。

こういったことが、タイの地方ではまだまだ当たり前のように通用していることが非常に恐ろしさを感じます。
法律や正義などは、全く行き届いていません。
まあ、バンコクであってもそうとは言い切れませんが。

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