ナコンパトムで発生した化学物質漏出事故。原因の工場に15日間の操業停止命令。

ナコンパトム県にある「インドラマ・ポリエステル」工場で発生した化学物質漏出事故により、同工場は9月22日から15日間の閉鎖命令を受けました。
環境への化学物質の漏出がないことを確認するための検査が留保されています。

報告によりますと、ビフェニルおよびジフェニルオキシドとして知られる約30リットルの熱伝達流体が工場内の生産ユニットから漏れ、その結果、周辺のナコンチャイシー、サムプラン、およびサラヤー地区のいくつかの学校が安全のため休校となりました。 

事件の再発を防ぐため、工場は化学物質の漏れの原因を特定するための徹底的な検査が完了するまで操業を停止するよう命じられました。

ナコンパトム行政担当者は、工場から半径17キロメートル以内の大気を追跡調査したところ、漏れた化学物質の痕跡は見つかりませんでした。

同工場の経営陣は、事故が意図的ではなかったことを説明し、漏洩の影響を受けた企業と住民を支援することを誓ったとのことです。

事故は意図的ではなかったとしても、安全性のチェックや事故を未然に防ぐ手立てを行っていたかどうかは怪しいものです。
それを怠っていたとすれば、起こるべくして起こった事故であり、故意と言われても仕方ないでしょう。

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