タイバーツ過去5年間で最低を記録。一方、対円相場では…。

タイでは、記録的なバーツ安となっていますが…。

7月1日のある時点で、バーツは35.66ドルまで下落し、過去5年間で最低を記録しました。

1997年のアジア金融危機以来、バーツは4つの主要なサイクルを経てきました。
史上最悪の経済危機の1つに苦しんでいるタイの国際通貨基金によって設定された救済条件に従うために、1997年7月2日、バーツを25米ドルに固定するという固定相場制を放棄しました。
中央銀行の準備金は、投機家から通貨を守るために使い果たされました。
タイ銀行(BOT)が変動相場制を選択すると、通貨は自由落下しました。
1998年1月12日、バーツは1ドルあたり56.50の歴史的な安値まで急落したことがあります。

しかし、これにより輸出の回復と観光客の流入が可能になり、バーツの運命が左右されました。
その後バーツは非常に強くなり、「スーパーバーツ」と呼ばれるほど、バーツ高に発展したこともありました。

これは、2020年初頭に新型コロナ禍が発生する前に、観光産業が毎年約4,000万人の観光客を呼び込んだためです。

一方、対円相場をみますと、1バーツ約3,76円で推移しており(7月6日時点)、銀行等で1万円を換金しますと2600バーツ台となっています。
ご存じの通り、対ドル相場に対しての円安が影響しているわけですが…。
日本人の旅行者にとっては、「タイは物価が安い」とは一概に言えなくなってしまっているかもしれませんね。
それでも、日本と比べたらホテル料金も食事もアクティビティも比較的安価なものが多いです。
是非楽しんでいって下さい。

 

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