次期首相候補の貢献党セター氏、不動産大手サンシリ社時代の脱税疑惑について、同社が声明文。

不動産大手サンシリは、元最高経営責任者で次期首相候補の貢献党幹部セター氏の脱税疑惑について弁護しました。

セター氏は政界に入る以前、サンシリの最高経営責任者、社長、執行委員会会長を務めていました。
同氏は現在、新たな連立政権樹立に向けた取り組みを主導しているタイ貢献党の3人の首相候補のうちの1人でもあります。

タイ貢献党のチョルナン党首は8月2日、タイの新首相を選出する次の議会投票で同党がセター氏を指名すると述べていました。

サンシリ社は8月3日木曜日に発表した声明で、セター氏が不動産取引での脱税に関与したとする主張を完全否定しました。
セター氏は同社の最高経営責任者として、問題の土地区画の購入を承認しましたが、契約締結、価格決済、所有権移転などの事柄には何の関与もしていないと主張しています。

サンシリ社の声明では、土地区画の売主らは土地売却から生じる税金を負担することに同意していると主張しています。

サンシリ社はまた、同社はビジネスを行う上でグッドガバナンスと法の支配の原則に厳密に従っていたと述べています。

この騒動は、政治内部告発者のチュウィット氏によるもので、セター氏と2019年に同氏の指導下にあったサンシリ社が地主らと共謀し、バンコクのサラシン通りにある人気の1600平方メートルの土地購入に際し、5億2,100万バーツの物品税を逃れたという話しが発端でした。

限りなくグレーでも、証明できなければ黒にはなりません。
捜査のメスは入るのでしょうか。
タイの政治は、まだまだ混迷を深めていく様相となって参りました。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る