タイ観光客の増加によりコンドミニアム市場が完全回復? スパライ社の不動産市況予測。

観光客の増加と輸出の伸びの復活に後押しされて、2022年のコンドミニアム市場は完全に回復すると不動産開発のスパライ社は予測しています。

タイのコンドミニアム市場は2021年の第4四半期から再開​はじめ、2022年の第1四半期にはウォークインの客数が前年比で15%増加したと同社は述べます。

昨年末以来、200万から400万バーツの価格のコンドミニアムは、ターゲットバイヤーが中間層のオフィスワーカーであるため、引き続きパフォーマンスの向上を記録しているが、ハイエンドセグメントのバイヤーは今年初めに戻りつつあると同社は述べています。

同社によると、コンドミニアム市場では、価格が上昇しなかったため、完成されたすぐに譲渡できるユニットが売り上げが好調だったと述べています。

一部の購入者は、特にアッパーエンドセグメントでは、ロシアとウクライナの紛争の影響を受け、コスト高で販売価格が上昇してしまうことをみこしたため、販売が伸びたとも分析しています。
一方、ローエンドセグメントでは、買い手が住宅ローンの承認を心配しているため、リスクが残っていると述べています。

 

同社は、ペッカセム通りの場所は、2019年にMRTブルーライン運行を開始したことにより景観が変化し、道路の交通量が減少したため、成長の可能性があると分析しています。

同社の調査によると、ペトカセム通りの空き地の価格は、2010年の1タランワー(4㎡)あたり60,000バーツから、2016-19年には120,000〜150,000バーツ、2020〜22年には20万バーツ以上に急騰しています。

MRTタープラ駅からMRTラクソン駅まで、7.5 kmの距離で、2009年から21年の間に合計13件のコンドミニアムプロジェクトが開始されました。

スパライ社によると、2017〜22年の新製品の販売価格は、1平方メートルあたり平均74,840バーツでした。

前半の見込みは、大分楽観論者の言い分かと思いますが、ペッカセム通りの急成長は間違いないですね。
まあ、今からだとちょっと遅いとは思いますが…。

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