BLACKPINK『リサ』に続け! タイの大人気ラッパー『ミリ』が世界の舞台に。注目は「カオニヤオマムアン」と「政府批判」。

若者に非常に影響力のある女性ラッパー『ミリ(MILLI)』は、世界的に有名な「コーチェラバレー音楽芸術祭2022」(カリフォルニア州)でパフォーマンスする最初のタイ人アーティストになりました。
その後、ハッシュタグ「#MILLILiveatCoachella」は、タイのTwitterでトップになっています。

4月16日土曜日(現地時間)、19歳のラッパーは赤い衣装を着てコーチェラのステージを揺るがし、「Sudpang」や「Mirror」などの彼女のスマッシュヒットを披露しました。

彼女のパフォーマンス中で、いくつかフィーチャーされたことがありました。
その一つが 「I didn’t ride an elephant」(私は象に乗っていない)。

その続きに「タイにはBTSや地下鉄があります」というコメントでした。

欧米人の中にはタイは未だに象に乗って生活をすると思っている人がいると「ミリ」は感じているようです。
日本が未だに「チョンマゲ」をしている人がいると思われていることに似てますね。

また歌の歌詞にはタイ政府批判をするような箇所が多く見られます。
汚職の象徴ともみられているラチャテワーの1本10万バーツもするキンナリー街灯群とラマ5世の治世以来120年以上使用されてきた列車について比較し、タイ政府を風刺するような歌詞や「国はいい。人はいい。食べ物はいい。でも政府はもういい(ダメだということ)」などという部分は、タイに住む彼女のファンにも強烈なアピールとなりました。

さらにタイ人ファンの心に刺さったのは、彼女がタイのデザート「マンゴー&もち米」をステージに持ち込み、食べるところが見られたときでした。

BLCKPINKの『リサ』が「ルークチンを食べたい」とコメントし、故郷のブリーラムに経済効果をもたらしたことを彷彿とさせるかのように、すでにタイのSNS界では「マンゴー&もち米」(カオ二ヤオマムアン)のPR合戦が繰り広げられています。

「コーチェラバレーミュージック&アーツフェスティバル2022」は、4月15日から17日まで米国カリフォルニア州で開催されました。
ハリー・スタイルズ、ビリー・アイリッシュ、スウェディッシュ・ハウス・マフィア、ザ・ウィークエンド、ドージャ・キャット、ミーガン・ジー・スタリオンなど、多くのグローバルアーティストが今年のフェスティバルに出演しました。

 

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