妻をたずねて2千キロ? タイからゴムボートでインドを目指していたベトナム人を救助

新型コロナ禍によって、ムンバイで2年間行方不明となっているインド人妻を探すために、プーケットからインド洋を横切り、一人でゴムボートに乗り航海していたベトナム人男性を、タイの漁師が発見し、救出しました。

タイ王国海軍第3艦隊(RTN)の海上保安部隊は、タイのトロール漁船の船長から3月23日水曜日に無線による報告を受け、 海岸から約80キロ離れたアンダマン海で長さ約2.5メートルの黄色と青のゴムボートが浮かんでいると通報を受けました。

ボートには、ほとんど空の飲料水タンクとインスタントラーメンのパックのみがありました。
彼は、英語をほとんど話せない正体不明の船員がこのまま海に残された場合、危険にさらされる可能性があるとみて、彼を安全に曳航することに決めたと述べています。

その後、ムコシミラン国立公園の公園職員と海洋保安部隊の海軍職員が船に乗り込み、トロール船を検分しました。
その後、ベトナム人の通訳者がRTNによって手配され、スマートフォンを介してベトナム人の船員に事情をききました。

RTNによると、ベトナム人の船員は、インドのムンバイへの飛行機に乗ることを望んで、3月2日にホーチミン市からバンコクに飛行機で到着したと言います。
しかし、ビザはありませんでした。
それから彼はバスでプーケットに移動しました。
そこで彼は彼の妻を探すためにインド洋を横切ってインドに2千キロを航海することを望んで、ゴムボートを買ったと言います。

37歳の男性は、3月5日に長い航海を開始し、トロール船に発見されるまで18日夜海に浮かんでいたと主張しています。

当局は彼の処遇について協議中とのことです。

う~ん、愛は千里の道もいとわぬといったところなのでしょうか。

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