サメット島のホテル4千客室にキャンセル。ラヨーンの原油流出事故の甚大に。政府対応の遅れを指摘。

ラヨーンでの原油流出事故が、サメット島の観光地に影響を与えています。
地元の観光業界は、政府にできるだけ早期の事態収拾を要請しました。

ラヨーンの沖合にあるサメット島では、1月25日火曜日に水中パイプラインが破損し、油膜がビーチを汚染しました。
問題のパイプラインは「Star Petroleum Refining Company」が所有しています。

1月28日金曜日に漏れた油はラヨーンのメーランプエン海岸に到着しました。
地元のニュース報道によると、石油の主な塊は現在、サメット島のアオプラオ湾に向かっているといいます。

すでに新型コロナで大打撃を受けている観光業は、油流出でさらに害を被っていると主張しています。

サメット島観光協会のサリンティップ会長は、政府はこの問題に責任を負い、流出をできるだけ早く浄化するために最善を尽くさなければならないと語りました。
同氏によりますと、油流出は4千の客室予約のキャンセルを含め、約150のホテルに影響を及ぼしたといいます。

「誰もまだ救済策について言及しておらず、この問題に苦しんでいる人々を調査するための対策チームを派遣すらしていません」と同氏は切実な状況を訴えています。

新型コロナが人災かどうか確認する術はありませんが、この事件に関しては間違いなく人災です。
タイで事故や事件があっても、なかなか責任を負わないケースが多いですが、今回の件はどうなるのでしょうか。

7月のバンプリー工場爆発事故の最低被害補償額が、たったの40バーツ?!もちろん炎上案件に。

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